まもなく球春到来。無観客でのキャンプインが2月1日に迫る中、12球団の担当記者が各チームの戦力を紹介します。昨季パ・リーグ5位の日本ハム編。

【戦力分析】

2年連続5位からの巻き返しへ、鍵を握るのはディフェンス面だ。投手陣は全体の再構築が必須。エース有原が抜けた先発陣は上沢とバーヘイゲンを軸にリニューアルを図り、中継ぎ陣も宮西に次ぐセットアッパーの選定が必要。守護神の固定化も急務で、適材適所を見極めながら新たな形を模索することになりそうだ。

守備面ではセンターラインの強化が課題で、三塁手の台頭も求められる。昨季のチーム失策数(75個)はリーグワーストで北海道移転以降に築いた守り勝つ野球ができなかった。メジャー移籍がかなわなかった西川を含め、攻撃陣は役者がそろう。原点回帰の野球が展開できれば、3年ぶりのAクラス、さらにその上も見えてくる。

【予想スタメン】

1番中堅 西川

2番遊撃 平沼

3番左翼 近藤

4番一塁 中田

5番右翼 大田

6番二塁 渡辺

7番三塁 野村

8番DH 清宮

9番捕手 宇佐見

【主力投手陣】

◆先発 上沢、バーヘイゲン、杉浦、金子

◆中継ぎ・抑え 宮西、玉井、堀、伊藤