
(ブルームバーグ): 東京株式市場でTOPIXが30年ぶりに2000ポイント台を回復した。日経平均株価の3万円台回復に続く主要株価指数の大台回復は、日本株相場全体のステージが変化してきたことを物語るとの声が出ている。
TOPIXは18日、前日比1.4%高の2011.58まで上昇し、1991年5月以来となる2000台を付けた。225銘柄の値動きを示す日経平均は昨年秋以降に上げが目立ったが、ここにきて東証1部全体の値動きを示すTOPIXについても上昇ぶりが顕著となっている。
コモンズ投信の伊井哲朗社長兼最高投資責任者(CIO)は「TOPIXの値動きだけを見れば価格が元に戻ったように見えるが、そもそも企業数が違うなどこの30年間で株式市場全体は質的に変化している」と語る。東証1部時価総額上位20社でもソフトバンクグループやファーストリテイリング、リクルートホールディングスなど「当時は未上場だった企業群が新たな主役となるなど、東京市場も新陳代謝がなかったわけではない」と伊井氏は評価する。
東京証券取引所によると、90年末の東証1部企業数は1190。新規上場企業の増加から、現在は8割増で2200社に迫る。時価総額は743兆円と、90年末365兆円の2倍に達する。
大台を回復したTOPIXの21年末時点での株価収益率(PER)は21.8倍に対し、米S&P500種株価指数は23倍。大和証券の橋本純一シニアクオンツアナリストは四半期の売上高とTOPIXの関係から妥当株価を予測したところ、21年度以降の増収増益期待を背景として株価はもう一段の上昇が見込まれるとし、22年3月末の妥当水準を約2200と試算した。
昨年10-12月は日経平均が18%高なのに対し、TOPIXは11%高と出遅れていた。しかし、ことしは18日午前時点で日経平均が10.7%、TOPIXは11.2%とキャッチアップが顕著となっている。
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