
国土交通省は30日、水害の軽減に向けて流域全体で対策を行う「流域治水」を推し進めるため、全国109の1級水系全てでそれぞれの対策の全体像を示した「流域治水プロジェクト」を公表した。ダムや堤防だけに頼らず、水田での貯水や遊水地、森林整備などを組み合わせ、総合的に治水対策に取り組む。
長野県関係では、千曲川(信濃川)、天竜川、木曽川、姫川、関川、矢作川、富士川の7水系が対象。水系ごとに、国や県、市町村などの関係機関でつくる協議会がプロジェクトの作成を進めてきた。各プロジェクトではさまざまな対策やロードマップ(工程表)を示した。
このうち2019年10月の台風19号災害で被害が出た千曲川水系では、短期的には中野市の立ケ花狭窄(きょうさく)部を含む河道掘削や遊水地整備を、中長期的には大町市内3ダムの洪水調節容量を増やす「大町ダム等再編事業」の推進などを明記。水田の持つ貯水機能を活用した「田んぼダム」推進や、森林整備・治山対策、事前に自分の避難場所や行動を整理する「マイ・タイムライン」普及も進めるとした。
他の県関係水系でも、河道掘削や堤防整備といったハード面に加え、マイ・タイムライン作成などのソフト面の対策を盛った。
被災箇所の復旧や人口が集中する場所の対策は5年程度で集中的に実施。20~30年程度かけて戦後最大クラスの洪水でも安全を確保できるよう取り組む。
各水系の詳細は、国交省ホームページ「流域治水プロジェクト」のコーナーで公開している。
からの記事と詳細 ( 国交省、「流域治水」の全体像を公表 県関係は千曲川など7水系|信毎web - 信濃毎日新聞 )
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