暗号資産(仮想通貨)や特別買収目的会社(SPAC)、ネットの情報拡散に個人投資家が呼応する「ミーム銘柄」の投機的 高揚感を米連邦準備制度も懸念しているかもしれないが、ウォール街の多くの専門家が、金融システム上重要なあらゆる資産領域でバブルの リスクが高まりつつあると認識している。
インフレの鬼がついに出没する危険があるにもかかわらず、米国債や欧州債、高利回り債、テクノロジー株などの資産が、過去数十年で最も高いバリュエーション(評価)に近い価格で取引されている。
米資産運用会社ブラックロックやゴールドマン・サックス・グループ など市場参加者の間では、これら全ての状況が、持続不可能な熱狂かどうかについて意見が分かれている。
米債券ファンド運営会社ルーミス・セイレスのダニエル・ファス副会長(87)にとって、前例のない大量の流動性の結果として、状況は確かにそのように映るが、明るい経済ニュースを背景に流動性は今後引き締まる見通しだ。
米金融・証券サービス、チャールズ・シュワブのチーフ債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏は、ジャンク債(投機的格付け債)の「ばかげた状況」に警戒するよう顧客に注意を喚起した。
一方、JPモルガン・アセット・マネジメントのボブ・ミッシェル最高投資責任者(CIO)は、連邦準備制度に対し、市場のバブルが形成される前に十分早い段階で、量的緩和(QE)で実施している資産購入のテーパリング(段階的縮小)を検討するよう促した。
ゴールドマン・サックス・インターナショナルのチーフグローバル株式ストラテジスト、ピーター・オッペンハイマー氏は「システム全体にとって危険を伴う十分な広がりの兆しかどうかが重要な点だが、実際のところ有力な証拠はまだない」と指摘した。


キャシー・ジョーンズ氏


ピーター・オッペンハイマー氏
原題: Wall Street Pros From Dan Fuss to Bob Michele on Bubble Trouble(抜粋)
からの記事と詳細 ( ウォール街、多くがバブルリスク認識-システム全体の危険で証拠欠く - ブルームバーグ )
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