
セルビアで1カ月の長期合宿を張ったチームと、全体練習がわずか1日のチーム――。準備の差が内容と結果にはっきりと表れた。 【新着写真】内容の悪さを象徴する「オマーン戦の敗因」や“誤審疑惑”に揺れたUAE戦を振り返る(5枚) 9月2日に行われたカタールW杯アジア最終予選の開幕戦で日本はオマーンに0-1で敗れた。 最終予選の初戦を落としたのは5年前、前回のロシアW杯に続いて2度目になる。 そのときは、守備を固めるUAEを攻め崩せずにセットプレーとPKから2失点。超満員の観衆の後押しが焦りを呼んで自滅した。 今回も試合後、何人かの選手から「引いて守る相手を崩すのは難しい」という趣旨の言葉が聞かれた。 だが、果たして本当にそうだったのか。
日本対策を準備してきたオマーンが一枚上手だった
たしかにオマーンは、中央の守備は固めていたが、しっかりプレッシャーを掛けてきたし、ディフェンスラインもしっかり押し上げていた。それどころか日本のライン間や選手間にポジションを取り、パスをつないでロジカルに攻めてきた。 スタンドから眺めている限り、“かつての中東のチーム”のようには見えなかった。 相手の2トップによって日本のセンターバックからボランチへのパスコースが封じられ、相手の3ボランチによってトップ下の鎌田大地のスペースが消される。攻め残った相手の2トップが日本のセンターバックに圧力をかけてくる。 中盤がダイヤモンドを成すシステムに手を焼く様子は、まるで今夏の東京五輪の準々決勝、ニュージーランド戦の後半のようだった。 「システムを変えてみたり、マンツー(マン)に変えてみてもいいのかなと思う」 ニュージーランド戦を経験しているボランチの遠藤航は、対抗策としてそう語ったが、ピッチ内でそれをチームとして実行することができなかった。しっかり日本対策を準備してきたオマーンのほうが一枚上手だった。
事前に準備していたはずのサイド攻撃だったが
「相手がある程度守備を固めてきて、かつ中央を固めてくることは、これまでの彼らの戦いを見ても、今日起こりうることだと思って準備をしてきた。だから我々が攻撃をする際、サイドのスペースが使えるのではないかと。サイドから攻撃を仕掛けるとともに、ゴールに向かっていく部分、相手の守備網を崩すために横から楔を入れていく、縦パスを入れていきながら試合を進めていこうと」 このゲームにおける狙いについて、森保一監督はそう明かした。 右サイドハーフの伊東純也も「サイドバックを上げて、高い位置を取ろうと話していた」と語っているから、サイド攻略は事前に準備していたに違いない。 しかし、効果的なサイド攻撃を仕掛けたり、素早くサイドを変えて相手を揺さぶったりすることは、前半の数回くらいしかできなかった。 「言い訳にするつもりはないが、全体練習に関しては一度できただけだった」と指揮官は明かす。 ただでさえ、コロナ禍によって国内組、海外組、コーチングスタッフがホテルで隔離されており、コミュニケーションもままならない。そのため1日だけではしっかり落とし込むことができなかったのだろう。
からの記事と詳細 ( “全体練習わずか1日”の落とし込み不足とコンディション不良… 「最善の準備」自体に問題があったのでは〈オマーン戦敗因分析〉(Number Web) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ )
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