
冨岡義勇との出会いが、兄妹の運命を変える
時は大正。日本の近代化が進む一方、まだ古い生活習慣が色濃く残る時代です。山で暮らす炭治郎は父親を亡くしていましたが、優しい母親や元気な弟や妹たちに囲まれて、幸せいっぱいでした。ところが、そんな温かい生活は一夜にして消え去ります。炭治郎が町へ炭を売りに行っていた間に、家族は鬼に殺されてしまったのです。 血を流して倒れていた妹の禰豆子だけはまだ体温が残っていたことから、医者に診せるために炭治郎は禰豆子を背負って雪山を駆け降ります。途中で禰豆子は意識を戻しますが、かわいい妹は何と鬼になっているではありませんか。 状況が理解できていない炭治郎はパニックに陥ってもおかしくないところですが、「鬼になんかなるな。しっかりしろ」と禰豆子に懸命に呼びかけます。そのとき、禰豆子は涙をポロポロと流します。体は鬼になっていても、兄・炭治郎の叫び声は彼女の心に届いていたのです。兄妹のつながりの深さが感じられます。 そして、そこに現れたのがクールなイケメン隊士・冨岡義勇です。義勇との出会いによって、炭治郎の人生は180度変わっていくことになるのです。 無力だった少年が、さまざまな出会いと経験によってたくましい剣士となり、そして人間的にも大きく成長を遂げていきます。『鬼滅の刃』が幅広い世代から愛されている要因のひとつでしょう。その最初の出会いが、冨岡義勇だったのです。
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