
富山県上市町は近く、富山地方気象台に対し、山間部の同町東種にある「上市地域気象観測所」を平野部へ移転するよう要望する。東種で計測された気温は平野部に比べて低いため、町は「冬には町全体が寒さが厳しいと思われてしまい、イメージが良くない」としている。 7日の町議会本会議で、中川行孝町長が酒井恒雄氏(自民)の一般質問で、移転を求める方針を示した。 上市地域気象観測所は東種の旧白萩南部小学校のグラウンドの一角にあり、気温と雨量、風向・風速を計測している。同気象台によると、標高296メートルにあるため、年間通して平野部に比べ気温が2、3度程度低いという。 ニュースで最高気温や最低気温などが報道される際は、「上市・東種」という表示で観測データが示される。町役場内や議会からは、東種が山間地にあることを知らない町外の人に、「冬期は町の全域で寒さが厳しい印象を与えてしまう」(町幹部)と懸念の声が上がっていた。
町によると、観測所は以前、平野部の同町稗田にあったが、同気象台が山間部の気象データを収集する目的で、1978年に東種に移転したという。 9日に中川町長が富山市の同気象台を訪れ、石原洋台長に要望する。
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